第2回 オンライン公開特別講座
日 時:2020年11月19日(木)10:00〜12:10(間休憩10分あり)
テーマ:「野菜の健康と人の健康 −明らか食品としての野菜表示で生産から販売が 変わる−」
講 師:丹羽 真清 氏
デザイナーフーズ(株)顧問
一般財団法人日本ヘルスケア協会 理事
「野菜で健康推進部会」 部会長
AGSA基礎科講師
概 説:今回の講義では、「医農科学」の一部を構成する、「野菜の健康」と「人 の健康」がどのようにつながっているかについて解説すると同時に、野菜 が持つ含有成分やその一般的な機能性の表示によって、マーケットがどの ように変化していくかを展望します。
2020年10月5日に、一般財団法人日本ヘルスケア協会が、国の新技術等 実証制度(「規制のサンドボックス制度」)に基づいて申請した「野菜果 物等の一般的な特徴を表示するPOPに関する自主マニュアルの作成に関す る実証」に関する新技術等実証試験に対して国(農水省・消費者庁)の認 定が得られたため、上記に関する本格的な実証試験を行うこととなりまし た。今のマーケットの中でこんなこともできないのか、と改めて思われる ことでしょう。同実証段階においては、小売りの現場において野菜・果実 の一般的な機能性(はたらき)・特徴をPOP等で表示をします。そのため に「野菜で健康推進部会」がマニュアルを作成し、店舗関係者に勉強して いただきます。
栽培方法にこだわり、中身のある野菜のはたらきをPOP等で表した時の 消費者の反応をアンケート、聞き取り、意思表示などの方法で収集してい き、実証の効果を報告するものです。この働きかけが進めば、野菜・果実 を栽培する生産者の意欲向上、後継者にもつながり、より良い農産物を消 費者が食べる意味をわかって購入でき、農業の発展と付加価値向上、しい ては人の健康につながると確信しています。
後 援:公益財団法人九州経済調査協会
一般財団法人日本ヘルスケア協会
一般社団法人日本エコ・アグリテクノロジー
本講座は多 くの方々が参加され、盛況のうちに無事終了しました。
第1回 オンライン公開特別講座
日 時:2020年10月22日(木)13:30〜15:40(間休憩10分あり)
テーマ:「Foodと風土の再結合 −食のMBA拠点の構築を目指して−」
目 次:1.コロナ禍が経済と食品産業に与えた影響
2.我が国の農業と食料関連産業の概観
3.オリパラに伴うGAPと農業における見えない価値の重要性
4.激変する食品流通と卸売市場法の改正
5.高齢化する人口と購買行動の変化
6.60年間の食生活の変化と食の欧米化
7.巨大なアメリカ農業と強力な種子ビジネス
8.低迷のミャンマーと急成長の中国の食産業
9.地産地消・身土不二の重要性
概 説:白寿の母の朝食を毎朝写真に撮って「医」と「農」を繋ぐ「食」の重要性 を確認して いる。しかし、この食の自給率は37%。我々は外国産食材和食 で命を繋いでいる。食
料輸入で地域は荒れ、過疎過密が激化した。このよ うな身土不二軽視システムで良い のであろうか。医食農連携による地域経 営のためのMBAを一緒に展望しましょう。
講 師:甲斐 諭 氏
農学博士
中村学園大学・中村学園大学短期大学部 学長
九州大学名誉教授
後 援:公益財団法人九州経済調査協会
一般社団法人 日本エコ・アグリテクノロジー
本講座は多 くの方々が参加され、盛況のうちに無事終了しました。
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